
著者のポール・クイネット(Paul Quinnet)氏は臨床心理学者でありエッセイスト。
心理学者が釣りに関して書いたらこうだ、という内容だろうか。
まあしかし、氏はそもそもがフライフィッシャーだからして、結局のところ釣りの賛美になっているのだけど。
しかし、多くの釣り人がふと思う事は・・・
「なんでオレ釣りをしてんねやろ?」
これだ。これを解くためのカギがこの本にある。
仕事びっちりで時間ないのに、無理矢理に不眠不休で車を飛ばして、実際に現場に着くとそのあとはほとんど精神修養のようなことをしている。
絡んだリーダー&ティペットをほどいているときなど、ほとんど罰ゲームをさせられているようなものなんだが。でしょ、絡みをほどいて新たな一投で後ろの枝に毛鉤を掛けたり。
本書はすでに古書でしか入手できないようだ。僕の場合Amazonの古書で「5円」で買う事ができた。
秋の夜長「オレにとって釣りって何?」を省みる本。
訳者 森田義信氏 読み易いです。