フライフィッシング備忘録

時々シングル・アンダーハンドキャスティング探検隊 Flyfishing Notebook
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ギガドライのレビュー(フライ・フロータント)

JUGEMテーマ:フライフィッシング

にしきたトレーディングさんでは新しくKEYST(キースト)さんの主力製品を扱い始めました。

今回紹介するのは中でも目玉と言えるフライ&ラインドレッシングの「ギガドライ」と、その専用と言える「コーティングパッド」。

キーストギガドライ1

キーストコーティングパッド1

それぞれの商品ラベルに使い方がそのまあ印刷されており、非常にわかりやすい!

フライ用のフロータントというもの

この種のフロータント(フライの浮力剤、フライ・ドレッシングとも言う)はドライフライの釣りに欠かせない完全必須アイテムと言えます。

これら浮力剤は粉状のもの、そしてこのギガドライのような液状またはペーストタイプに大きく分かれます。

ギガドライは一応は液状タイプですが粘度が高く、フライに対して「部分着け」が可能。そしてリーダー&ティペット、ラインドレッシングにもそのまま兼用できるのが大きな特徴。

これ、実釣では持ち物が減らせます。

ギガドライの所見

液状フロータントとしては珍しくハケ付きキャップ。

液体の感じとしてはTIEMCOのフライライン・ドレッシングに似た感じで、ある程度の粘度あり「もしかして同じような物か」と思えますが、いやこれが違う!

指にとってスリスリしてみますと・・・

TIEMCOのフライライン・ドレッシングの方はもろにシリコン潤滑系な感じですが、ギガドライは流動パラフィンの一種という感じ(いえ、確証はありません。そして何やら微妙な表現ですが)。

それから、ボトルには丈夫なフィルム状の「輪っか」が付いています。(画像矢印)

ギガドライ説明1

この「輪っか」にはピンオンリールやカールコードなどを接続してベストに装着できそうですが、まんまじゃダメです。この輪っかフィルムはこの状態だとセロテープでボトルに止まっているだけ。(間違ってまんま使って濡れるとテープが外れるでしょう)

正しくは、テープ留めのこれをはがし、キャップを外して大きな輪をボトルの首に入れて以下の画像の通りに。

ただし、後述するコーティングパッドに本品を染み込ませて使う場合、このボトルをわざわざ現場に持ち出す必要はない模様。

ギガドライ説明2

なお、特筆すべきことにギガドライは環境に無害とのこと。自然を愛する釣り人としてはありがたい設計です。

ギガドライの使い方

コーティングパッドを使う

オススメは同じくKEYSTさんから出ている「コーティングパッド」を使うことでしょう。

ギガドライをパッド面に染み込ませておき、必要に応じてフライの部分付けやラインに塗布します。

これ、同じようなパッド系商品がいくつか出ていますが、ことギガドライに使う場合にはこの商品が良さげ。

と言うのは、他の商品の設計では本体部分が「革」でできている物が多く、パッド面は普通にフェルトですよね。これだとギガドライが革の方にまで浸透してしまい、その分は「ムダ」なのではと。

ところがこちらの「コーティングパッド」はポリエチレンのような雰囲気。これだとギガドライが持ち手本体側にムダに染み込みません。(一見はちゃちっぽくも見えますが、目的としては正しい素材の選択と言えそう)

それにパッド部分はギガドライにちょうど良い感じの気泡であり、フェルトよりも多くの浸潤容量を稼げそうに思われます。

これひとつあれば、フライそのもののドレッシングとライン系浮力メンテナンスの両方に使えるのは合理的です。

コーティングパッド1

コーティングパッドには取り付け金具としていわゆる「カニカン」というワンタッチ留め金付き。ピンオンリールなどにそのまま装着できます。

コーティングパッドの持ち方

なお、コーティングパッドは現場に着くまで、染み込んでいるギガドライが他へ付着するのを防ぐ目的でジップロック付きのポリ袋などに入れておくのも方法。上の画像では、ポリ袋の底部に穴を開け、そこに取り付け金具部を出して全部を取り出すことなく現場ですぐに使える状態に工夫してみました。

ギガドライのハケ&指塗り

ちなみに、コーティングパッドを使う以外に、ハケで指先に適量を取り、シリコン系フロータントのように必要部分に擦り込むこともできます。(現場使用でハケ使用はボトルの開け閉めでちょっと手間ではありますが)

またはハケで適量をフライに部分づけしてから指で擦り込むこともできます。この場合、着けすぎないようにハケをボトルの縁でよくしごいて適量にするのがヒケツ。

どんな塗り方にせよ、フライフックの「沈むべき部分」には着けないように注意です。めちゃくちゃ浮きますから、フックのラウンド部分にギガドライを付着させるとパラシュートなど横倒しになりやすいです。

ギガドライのCDCへの使用は

ギガドライは粘度(粘着な感じ)が高く、CDCに使うとフリューが固まってしょぼんとなりそうに思えましたが、実際にはそうはなりません。これ不思議なほど。

もちろんハケの先でどっぷり着けてはダメですが、着けすぎたと思ったら余分をティッシュやドライパットのような物で吸い取ればすぐに元に戻せます。

また、ドライシェクやドライシェイクスプレー(TIEMCO)をCDCに使ったあと、水気を取るためにティッシュなどで強く押し付けると、粘着成分でどうしてもCDCのフリューが固まる傾向にありますが、このギガドライはそれが起こりません。これは一押ししたいところです。

なお、他の方の記事として、ギガドライは粘度が高くCDCには使えないというものが確かにあります。私の検証としては適量を使うことでCDCにも十分使いやすいと思えます。

ギガドライ vs ドライシェイク

さてさて、ここでもう超定番品と言えるフロータントのドライシェク(TIEMCO)とギガドライ、浮力とその耐久性の勝負。

実釣テストまでに自宅洗面に水を貯めて実験。

#14パラシュートを使い、水に無理やり沈めてジャブジャブ激しく洗ってみたり、ティペットを持って水面に叩きつけたりの実験です。

浮力テストのフライ

ギガドライのテスト

その結果、ギガドライとドライシェイクは浮き方、耐久性としてどうやらほぼ互角。

それから今回の実験で気づいたことに、ドライシェイクは使いたてのときは例の白い粉がフライにに多量につきますが、見た目にそれがすべてなくなって以降も浮力が維持されていること。(ドライシェイク、侮れない)

さて、今までの定番フロータントとギガドライが浮力と耐久性について互角とすれば、改めてギガドライを使うこともなしか、と思われるかもしれませんが、アドバンテージは別に・・・

だってギガドライはフライそのもの以外にティペット、リーダー、ラインのフロータント(ドレッシング)としてまんま使えるのです。

これからフライフィッシングを始めるために道具を揃えようと思われる方は、ギガドライとそのコーティングパッドがあれば、ライン用のフロータントを別に用意する必要はありません。合理的です。

販売元のKEYSTさんからの情報

ギガドライを1本消費するのに約2年以上 長持ちします。(年間で約30日程度釣行の場合)
コーティングパッドギガドライをタップリ染み込ませれば、揮発しないので4回〜5回の釣行でも長持ちするのでギガドライの携帯は不要です。

ギガドライ 価格 税込1,404円
コーティングパッド 価格 税込1,080円

このセットでフライからラインまでフロータントの処理はOK。他に買う必要はありません。マニアの方はもちろん、他のフロータントも用途別にどうぞと・・・

 

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ティペットソーターのレヴュー(river peak)

JUGEMテーマ:フライフィッシング

river peak のにしきたトレーディングさんの新製品。

今回はフライフィッシング用にかなりな小物。ですがあるようでなかった便利グッズ。

「ティペットソーター」です。

 

これだけ見るとなんだかわかりにくいですが・・・

ティペットソーター

こんな感じでして・・・これを・・・

ティペットソーター

こうすると意味がお分かりかと。

スプールに取り付ければティペットの取り出しが楽になる。ティペットがスプールからバラけずに始末が良い。

とは言ってもフライ用のティペットのスプールは大概なんらかの糸のバラけ留めがついているのが普通。

それでもとにかく、何らかのスプールにある糸のバラけ留めになると同時に、適度なテンションを伴って糸の取り出しがそのまま行えるというもの。

ただし、の製品のライン取り出し口になる「パイプ」の直径は6mmほど。よってスプールの溝も6mm以上は欲しいところ。

さもないと、以下の通りの状況になり、糸留めにはなってもスムースな取り出しは不能です。

ティペットソーター

ちなみに、このスプールは「FUJINO」だったと思う。

しかし、とにかくゴム輪にパイプがついているわけだから様々な応用はできる。

例えば、ラインを巻いたままのリール。ラインやティペットの先端をこのティペットソーターで確保しておくと何かと楽。

リールとティペットソーター

こうしておくことでうっかりな巻き込みを防ぎます。ティペットを巻き込んだあと、取り出し方を間違うとハーフヒッチに結べてしまったような状況になりますから・・・

ティペットを便利に取り出すグッズあれこれ

ところで、現場ではティペットをどうやって持つのか、少し深掘りしてみよう。

SIMMSのベストには左右の胸ポケットにティペット専用と思しき物入れあり。

 

SIMMSのティペット用ポケット

ここにティペットのスプールを入れ・・・

チャックは引き下ろし式なので少し隙間を開けた最終端からティペットの先端を出しておく。

SIMMSのティペット用ポケット

ティペットの取り出しが必要になったら出してある先端をつまんでスーッと引き出すだけ。

このポケットは左右にあるので、これらだけで2種類のティペットを簡単に取り出せる状態でスタンバイさせておくことができる。

これ、SIMMSの究極的アイディアと思われます。ティペットを引っ張り出してカットする以外のアクションは全く不要。

他、一般的にはいくつかのスプールのセンター穴に紐や棒を通してまとめておくという方式。

そして最終兵器としては以下のC&Fのティペットティスペンサーだろう。

C&Fティペットディスペンサー

これはティペットが売られているときのスプールから巻き替える必要はあるが、これ一個で最高6種類のティペットをストックできる。本体上部にカッターがあるのでティペットを取り出してまんますぐカット。

私の場合、ティペットの多くは100m売りのルアー用ラインを使っており、これらを小出しにしてこのディスペンサーに移して使っている。

だだね、この製品はええ値段してますぜ。

さて、今回の記事は river peak のティペットソーターから派生したティペットその他の話題。このティペットソーターは4つ入りで税込411円。ちょっとしたアイディア商品でティペットのラバけ留め以外でも色々と使えそうに思えます。

リーズナブルな価格設定ですので、他の商品と合わせてご注文されてはいかがでしょうか?

 

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ランディングネット用レザーバンドのレビュー(river Peak)

JUGEMテーマ:フライフィッシング

ランディングネット用レザーバンド」。すでに渓流域でフライフィッシングをされている方にとっては「ああ、あれね」という商品ですね。すでにお使いの方も多いでしょう。

しかしこれから川でのフライフィッシングなど、釣り入門する方にとっては「だから何これ?」という品物かもです。以下に説明しましょう。

そしてこのバンドについてほとんど必須と言えるグネットリリーサーのことも。


ネット用レザーバンド
▲二色を撮影していますが、実際の商品では4色から選択できます。

ネット用レザーバンド2
▲裏返したらこんな 全体にしっかりした作りをしており、水につけても伸びない皮

レザーバンドをネットに装着
▲実際にネットに装着したらこれ 使用するネットの枠の太さに注意
(フレーム幅20mmで厚さ8mm程度までの渓流用や本流用のネットに適合)

この皮ベルト1080円(税込)です。これ、ちょっとお高いように思えるかもしれませんが、耐久力やデザインを考えての作りとしてこうなります。

↓商品販売ページへのリンクです。

river peak(リバーピーク) ランディングネット用 レザーバンド リリーサーバンド ネットホルダー レギュラーサイズ【ゆうパケットOK】

ちなみに・・・

ベルクロのベルト
▲これは以前から使っていたマグネット式リリーサーに伴うベルクロ式のベルト。こちらは合理的かもしれませんが、ベルクロのベルトは使ってしばらくしてちぎれてしまい、平たい「ヒモ」を使って自作で治したものですよ。見た目にもオシャレじゃないです。


ベストとネットの全景

さて、レザーバンドをつけたネットをマグネット式リリーサーを使ってベストの背中に吊るすという段取り。(実際のところ、マグネット式リリーサーはほぼ必須アイテムでしょう)

ネットは磁石でくっついて吊るされており、必要なときに簡単に外せ、元に戻すのもワンタッチというわけです。

画像の赤矢印で示しているのはカールコードのストラップ。魚を取り込んで撮影したりリリースした後、ホッとしたところでネットがプカプカ流されているということのないように。ことによっては興奮冷めやらぬ場面ですから、ネットプカプカがないとは言えませんよ。マジ。

ちなみに、このネットはriver peakさんの ハンドメイドランディングネットS 天然木 クレモナ糸ネット

ところでこのカールコードは私の場合は確か百均で見つけたような気がします。

カールコード
▲カードコードのベストへの装着はワンタッチクリップ(これも百均にあったかな)のような物を介して。ベストの裾にD環があればそこを応用可能。

ただし、この位置だと山岳渓流などで「ヤブこき」が必要だと邪魔になる可能性もあり、木の枝に引っ掛けても気づかないこと多々あり。


かールコードをD環につける

そこで、長さ的に多少の不利があったとしてもコードの先端はベストの背中にあるD環部にリリーサー本体と同じ場所につけるのが吉。(上の画像のごとく)

何せフライフィッシングというのは使うアイテムが多い釣りですなあ。(まあネットに関してはルアーの釣りでも川なら同じですけど)

カラビナの使用

なお、にしきたさんのマグネットリリーサーに付属している「カラビナ」(上画像の矢印)は使用/非使用どちらもOKでしょう。全長が長すぎると思えばカラビナなしでスプリットリングでベストのD環に直結しましょう。

ネットを外すときのコツ

さて、魚がかかってランディング体勢に入ったら、おもむろにネットを背中から外します。

このとき、ネットの柄を持って「スパッ!」と真下に引き下げます。決して「ちゅうちょ」しないこと。「スパッ!」とやります。

「ぐぅ〜ん」とゆっくり引いてはなかなか外れませんよ。

これがマグネットリリーサーを使っているとき、特に磁力がそこそこ強い場合のコツです。

なお、この記事で紹介したマグネットリリーサーは磁力の強度調整ができます。詳しい使い方はこちらの記事で読めます。→マグネットリリーサーのレビュー

ちなみに、一般渓流域で使うようなネット(大きくて内径〜40cm程度)なら、マグネットの磁力は最弱でOKと思われます。

他のマグネットリリーサーとしては吊り下げ強度2kg、70cmのゴムストラップ付きのものもあり。ただし、2kgの強度は小さいネットにはちょっと強すぎかも。2Lのペットボトルが吊り下げられる強度ですからね。
 

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ティペットリングのレビュー(river Peak)

JUGEMテーマ:フライフィッシング

フライフィッシングをされる皆さんは「ティペットリング」という小物をご存知でしょうか。見た目にはただ小さな「輪」です。

これ、私の場合たまたま海外サイトの紹介で見たことはありました。今回は「ああ、なるほど」という便利グッズの紹介となります。

ティペット リング Tippet Ring 2mm 10個セット ティペット交換時のお助けツール【ゆうパケットOK】 05P03Dec16

ティペットリング+ボールペン

上画像のごとく、かなり小さなリングで直径2mm程度の物。用途としてはこれを介してリーダーとティペットの接続をするもの。あまりに小さいのでスナップスイベルに通した状態で販売されています。

 

■ティペットリングの機能

さて、このティペットリングの役割なのですが、ティペットの交換時にリーダー側を触ることなくティペット側のみを接続しなおせばOKという物。

釣りをしていてフライ交換するたび、ティペットはどんどん短くなりますよね。ですので何回かのフライ交換でティペット自体を新しくする必要に迫られます。

このとき、ティペットとリーダーとの結び目から切断すると、リーダーの方も結び代が必要になってティペット交換のたびにリーダーも短くなってきますよね。

そこで、ティペットとリーダーの接続にこの「ティペットリング」を入れることで、てリーダー側を「触らず」ティペットだけを交換できることになります。これでリーダー側の長さは一定不変です。

もちろん、ティペットはフライを変えるたびに短くなるだけでなく、ティペットそのもののトラブルもありますし、トラブルがなくても長く使っているときの疲労を考えて交換することもあります。

このように、ティペットリングを使うことはティペット交換においてリーダー側の消耗を防ぐ意味でかなり合理的と思われます。

またこのリングは十分に小さく材料それ自体は一般的なフックの軸より細いです。よってドライフライを使う場合のティペット&リーダーの浮きに影響を与えることはほぼ考えられません。いつも使うフロータントをティペット&リーダーに塗る作業の延長のことで浮力的には問題ありません。

 

ティペットリングとフック

参考画像:フック MARUTO  #14との比較 径はフックのアイより大きいが、細い線材だ。

 

■ティペットリング・実際の使い方秘訣

何せ小さなリングなので画像のごとくスナップ・スイベルに通した状態で保たれています。

そしてティペットリングにリーダー&ティペットを結ぶとき、最初にスナップ部分から一個を取り出してはなりません。小さすぎてハンドリング不能ですよ。

ティペットリング全体像

そこでまずはスナップ部分から取り出せる最初の1個のリングに対し、スナップにつけたまま、先にティペットかリーダー(またはその両方)を結びます。上画像のごとくですね。

こうすることで無理なく結びのハンドリングできます。

なお、リングへの結びは好みの方法で良いと思いますが、個人的にはユニノットでしょうか。(ユニノットは平均的に結束強度にばらつきが少ないと思えます)

さてこのティペットリング、ちょっとしたアイディア商品ですね。使うかどうかは好みの部分があるとは思いますが、試してみても良さげです。

ティペットリング、税込441円です。

これはラインなどと抱き合わせで注文してみても良い商品ではないでしょうか。

なお、にしきたさんのサイトにある商品画像ではリングをホールドするクリップ部の形状が異なります。私の手元の商品では紹介画像の通りスナップスイベルです。

お求めは以下のリンクからどうぞ。

ティペット リング Tippet Ring 2mm 10個セット ティペット交換時のお助けツール【ゆうパケットOK】 05P03Dec16

 

■ティペットリングを使うとき念頭に置きたいこと

以上の通り、ティペットリングの使用は「リーダーの先端消費」に対して合理的な解決策ではあります。

ただし、かなりストイックに「ノットとその強度維持」を考えた場合には「どうだろう」と留意することもあり。

それは、リングvsリーダー側の結びをずっとそのまま使い続けることにより「結びの鮮度」が落ちることです。(すなわち結びの強度が落ちる)

一方、リングを使わない場合にはティペット交換のたびに結びがまったく新しくなります。

これは特に、春先にミッジを多用するような釣りで6Xより細いリーダーに7〜9Xといった細いティペットを使う釣りで気になる部分。

このような繊細なリグで大型魚が出たり、連続的に何本か魚が出た後は結びを確認し、結びの鮮度を戻すためにティペットそのものを交換することをします。そうでなくとも5Xクラスのリーダー&ティペットでも大型魚が出たり、取り込みでてこずったときなどは結びを気にしておいた方が得策。

ですからティペットリングを使うとき、リーダー側の結びはある程度の意図を持ってときに結びなおすのが正解かもしれません。(それでもリングを使わないよりリーダーの先端消費は減るでしょう)

なお、リーダーとして4X以上といった太いリグならよほどの大型魚でも出ない限りはそんなに気にすることもないとは思えます。まあ、こればかりは各自の考えになりますね。

 

■参考動画

別なブランド(Anglers image)で同じ商品が出ています。使い方の紹介動画を参考として貼っておきます。(英語)

 

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ノットタイヤーのレビュー(river peak)

JUGEMテーマ:フライフィッシング

 

フライフィッシングをする皆さんはリーダーとフライラインの連結には主に「ネイルノット」をお使いでしょう。

これは自分の指でできると言えばそれまでですが、専門の道具を使うと非常に簡単に初心者でも間違いなく「ネイルノット」が仕上がります。リーダーとフライラインの連結は「ここだけは間違いなく」しておかないと釣りになりませんからね。

そこで今回紹介するのはriver peakのネイルノットツールです。

rever peak ノットタイヤー全体

 

類似した専用のグッズは他にもあり筆者も幾つかを使ってきましたが、この製品は中でも優れた使い勝手があります。

実用上のデザインが良い

不細工な物なら色々とありますが、この商品は見ての通り大変スマートです。この良いデザインは見た目だけでなく以下の三点で秀逸。

  • 適度な重さがある。
  • 指の押さえが効く凹みがある。
  • 先が割れている

river peak ノットタイヤー拡大

 

私が常用していたのはTIEMCOのリーダーウォレットに付いているツールでしたが、プラスチック製のそれは軽すぎで手に馴染まず、ホロリと落としそうに。

ラインが通る溝が切れているだけなので巻きつけるリーダーの押さえが効きにくい(コツによって対処)。

そして先が割れていないことによってリーダーの巻き付け開始のとっかかりを得にくいという欠点あり(これも慣れとコツによって対処)。

ティムコのノットタイヤー比較

▲手前の白いのがTIEMCOのリーダーウォレットに付属するもの

ところがriver peakの製品ではこれらが完全にカバーされているデザインなわけです。他の製品にも同じような機能を持っている物もありますが、デザインがブサイクなですよねー。

ただし、ちょっと惜しいのは解説書かもしれません。大変親切に図解と文章で表現されていますが、TIEMCOのリーダーウォレットの裏にある図のみの解説の方がわかりやすいと思えます。

river peakの解説書

▲river peak さん解説書

 

ネイルノットの解説

▲TIEMCOリーダーウォレットの裏側

ネイルノットのコツ

これは慣れの問題ですが、コツがあるとすれば締め込む時に巻きつけたリーダーの「こぶこぶ」がフライラインの上で綺麗に整列(密着)するように。

最初は軽く締め、巻きつけたリーダーでできた「こぶこぶ」を爪で押して整列(密着)させ、改めてまた締込み「こぶこぶ」をまた整列させるを2〜3度ほど繰り返し、最終的に思い切り締め込んでください。

この締込みのために、巻きつけたリーダーの余った部分は15cmやそこらの余裕は必要です。このあたりの寸法読みで作業を開始するのがコツ。(それもあるのでriver peakさんの解説書はこの余裕部分がちょっと短いように見えます)

ネイルノット:一般渓流域においての現実面

筆者の場合フライラインで#3〜#5程度のライトタックルを常用しています。この釣りでヤマメ、アマゴ、イワナの一般的な釣りであればフライラインで#3、リーダーで4X〜5Xというセッティングが多いです。

このような軽いライン&リーダーだとネイルノットとして「リーダー巻き付け回数」は2〜3回転で十分な強度があります。(実際には2回転がほとんど)

また管理釣り場などで多少大きな魚に重めなニンフを使うなら#5ラインにリーダー4X以上としてネイルノットの「リーダー巻き付け回数」は3〜4回転。

しっかり締め込めば強度は十分に保たれており、すっぽ抜けが発生したことはありません。先にティペットが切れます。

ちなみに、#3ラインでスプライスという方法を使うなら人によっては瞬間接着剤併用で1回転ということもあり(渋谷直人さんですね)。これはノットをできるだけ小さくという意味があるようです。

さて、非常によくできriver peakのノットタイヤーツールはこちらです。659円(税込)はお買い得だと思いますよ!

 

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クリッカー FL フライリールのレビュー

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クリッカー FL フライリール シルバー

(上画像はにしきたトレーディングさんからお借りしました)

前から気になっていたリールが手に入りました。現代的でなかなかカッコ良いと思います。

本家ページにはマシンカットの表記がありますが、実際には鍛造&切削といった造形。いずれにせよ実用上は問題にはならんでしょう。

端正にてシンプル。ライン容量 #2/3、#3/4、#5/6 のラインナップで渓流域シングルハンド用という大きさ。本体カラーは同じデザインでシルバーに青アクセント、ブラックに赤アクセントの物が選べます。

 

クリックリールダイヤル側


センターにある青いダイヤルはクリック強度調整で12段階のノッチ式。この強度調整は逆転側のみに働き、正転側は一定強度のクリック。これはなかなかよくできています。


クリックリールハンドル側


なお、スプールのハンドルと反対側にはウエイトバランサー付きで回転にブレなし。クラシックタイプのリールではこのバランサーがない物が多いのですが、これはあった方が確実に使い心地が良いです。特に巻き取る時よりもラインをギーっと出す時ですね。


ラインキャパ

(まともなスタジオで撮影していないのでカラーがまちまち、すみません)
上画像の物は#3/4で#3のDTライン80f(24.4m)をバッキングラインなしで巻いた状態。これがキャパとしての実感です。重さ96gはラージアーバーとしては十分に軽い方。8f前後のカーボンロッドには非常に良くバランスするでしょう。

それでは早速構造を見ていきます。

スプールのリリースは下画像中の赤矢印が示すレバーを矢印方向に押し、スプール本体を上に引くとすっこ抜けます。
スプールリリースレバー


クリックリールのスプールを外す


画像右のスプール側にあるギザギザが実質的にクリックを発生させます。(これはセージのクリックリールの構造に酷似)

さて、本体側に残ったセンターの青いキャップ。これはギザが入っていて回せそう。その通り、回りました。そしてそのキャップと取っ払うと以下の通り。


センターキャップを外す


これがどうやらクリック強度調整の心臓部への入り口。青いキャップを外すとさらに黒いプラスチック製のカバーが。


クリックパーツのカバー


これはグリスまみれなのでピンセットで「窓部」をつまんで外してみます。


クリックパーツ


おお、出てきましたね。クリックを作る「黒い爪」が露出しました。クリック強度調整つまみを回すと黄色矢印の方向に「黒い爪」がせり出したり引っ込んだりします。最もせり出した状態がクリック強度最強のセッティングとなるわけです。爪は二股に分かれており、長い方がスプールのキザギザに当たります。(もろセージのリールにあるやつです)

画像中、赤い矢印で示す「ニョッ」と曲がった片方の爪ですが、これが逆転時には相手にある細い方の曲がりを制限し、クリック強度を増す働きをしている様子。

さて、この画像をご覧になってピンとくる方もいらっしゃることでしょう。元のセッティングでは右手巻き用ですが、これを左手巻きに変えるには、そうです、この黒い爪を裏返してセットすればOK。あとは黒プラスチックのカバーと青キャップを戻して完了となります。


リールフットのオフセット


なお、このリールのフット部はセンター位置でなく少しオフセットされています。これは重量バランスのためですね。この位置にあると本体がロッドのリールシートの下に垂直に収まります。

さてさて、以上の通り構造解析を行いましたが、デザインとしても非常にモダンな雰囲気があります。私はこの手の物が基本的に好きでして、他にダニエルソンとかループのOPTIなどお気に入りではありますね。

しかしこのリールが一万円ちょっと!(送料無料)で買えてしまうのがミソ(サイズによって価格は多少異なります)。同じような構造、デザインでブランドがブランドなら3万円〜といった市場価格でしょう。

さてこのリールの大きく美しい画像とお求めは以下のリンクよりどうぞ。

クリッカー FL フライリール シルバー(#3/4)

 

他のサイズも販売ページに揃っていますので探してみてください。

 

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ウッドフライケース新製品(river peak)

JUGEMテーマ:フライフィッシング

各地で解禁の声が聞こえる今日この頃、フライフィッシングファンの皆様はどうお過ごしでしょうか。

さて、river peak リバーピーク(にしきたトレーディングさん)より新しいウッドフライケースが出ました。

river peak ロゴの焼印も入り、かなりかっこいいデザインになっています。今年の初釣りには新しいフライケースに秘蔵のフライを詰め込んで出かけましょう。

デザインと構造の工夫

ウッドフライボックスの外見

前回紹介したバンブーフライケースは竹という材料から和風ななごみ系でしたが、今回のウッドフライケースはモダンな家具調という感じ。決して銘木調ではないところと現代的なロゴマークとも相まって若者にも向く雰囲気でしょう。

外見上、指掛の凹みが二箇所。これは両手の親指をかけるのに都合よくできている。これがもし一箇所の凹みだと意外に扱いにくかったかも。

ウッドフライボックスの外見

ヒンジは一般的なもので120〜130度ほどの開度。バンブーフライケースの90度しか開かない状態よりも内部へのアクセスは良くなった。(とは言ってもバンブーの90度の開きがそんなに不便だったわけでもないとお思うが)

ウッドフライボックスの外見

ふたを閉じる仕組みは打ち込まれた磁石によるもの。ウッド系ケースでは典型的。

フライ収納の機能面はどうか

ウッドフライボックス深さ

スリットフォームからふたのフチまでの距離は7〜8mmといったところ(要するに実質深さである)。パラシュートであればギリギリ#12から程度から、#14以下がオススメだろう。あまり背が高いフライは無理。#12のエルクヘアカディスでは苦しいですね。

ま、これって「浅い」という人もいるだろうが「こんなものだ」とも十分言える。それなりに使うことも肝要。もちろん、ニンフなら問題にならず。

スリットサイズはベンチマークと言えるC&Fのマイクロスリットに酷似しており、スリット奥行きが少し大きいでしょうか。まあこれくらいの余裕があっても困らない。

スリットフォーム

左:C&Fのマイクロスリット 右:river peak ウッドフライケース

このスリットフォームのベース部分はその大きさがC&FのSサイズを一回り大きくした程度の感じ、といえば大きさ感がわかるでしょうか。ただし、さすがにウッドケースですから木材の厚みが必要な分としては外見上もう少し大きくはあります。実用的には重さ137gからしてちょうど手に馴染みやすいと言えるでしょう。この種のものは軽すぎても使いにくいのです。

フライボックス比較1

左:C&Fのミッジ用Sサイズボックス 右:river peak ウッドフライケース


フライボックス比較2

左:12.4cm x 9.4cm x 3.2cm C&FのSサイズ

右:13cm x 10cm x 3.3cm  このケース

さて、このウッドフライケースが税込 2,139 円(送料別)

これはウッド系としてかなりリーズナブル。銘木系を除いては、これは現時点でありそうでありません。商品の出来としても大変オススメです。

もっと大きな画像、詳しくはにしきたトレーディングさん river peak(リバーピーク)ウッド フライケース 木製フライボックス 天然木 ナチュラルカラー RP-FC100 でご確認ください。

 

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オールシーズンフライセットA・にしきたトレーディングさん

JUGEMテーマ:フライフィッシング

■入門時におすすめ、完成フライの購入

フライセットAボックス

フライフィッシングをする人の多くは自身でフライを巻くことが多いと思います。

しかし、入門時点でフライタイイングの道具や素材をそろえるのはけっこう大変なことになります。それは金銭的なことだけでなく、とにかくアイテム数と技術としての情報量が半端ではないからです。

入門時点では釣りそのものの道具やキャスティングだけでもパンクしそうな状況で、その上にタイイングとなるとかなりハードルが高いでしょう。

そこで、おすすめするのはフライそのものに関しては完成品を購入するということ。これはかなり正しい選択だと思えます。

もちろん、フライフィッシングを指導してもらえる先生がいるなら実地に使うフライの幾つかを提供してもらえることもあるでしょう。

しかし先生や先輩がいれば良いのですが、完全独習でフライフィッシングを始めることもありえます。私自身がそうでした。(って、そもそもが一回こっきりのキャスティング講習会以外は独習)

そんな時には完成品フライを買うのがマジおすすめです。

■完全独習という環境もありうるが・・・

私の場合、タイイングに関しては通販サイトでマテリアルがごっそり入ったタイイングのセット物と、最も廉価なタイイングツールセットを購入してタイイングを始めました。もう入門時にしょっぱなからです。

今ならネット上にタイイングレクチャーの動画も多いですから、それでなんとかこなせる部分はあります。

しかしながら、フライタイイングは実地の作業で経験を積まないと、さすがにコツというか、ツボを押さえることが難しいと思えます。また、マテリアルの購入に際しても消費しやすい汎用品と特殊なものの分類もわからず、無駄な購入がありえます。

こうしたことからも、初めのうちには完成品フライを購入し、それでもちろん釣りを始められますし、そのフライを手本にして今度は自分でタイイングを始めるというのがスムースな入り方と思えます。

それに・・・入門してみたは良いけれど、実際にはそれを続けることができない、ということも考えられます。そうすると最初から無駄に道具やタイイングのためのマテリアルを揃えない方が合理的ですよ。この釣りが「面白い!」と感じるようになってから、道具やマテリアルを追加購入しても遅くはないのです。

完成品フライの購入は、入門時においては合理的な選択です。

■オールシーズンフライセットA

さて、にしきたトレーディングさんでは幾つかの完成品フライを扱っています。そして今回ご紹介するのは「オールシーズンフライセットA」になります。

オールシーズンフライセットA商品ページはこちら

フライセットA

▲商品では上の画像それぞれのフライが二個づつと、ケースのセット

このセットはちょっと面白い組み合わせになっており、ドライフライ2種類、ニンフ系2種類、そしてマドラー系2種類がひとつのケースにまとめられています。

中でも「おおっ」と思えるのが「ロイヤル・コーチマン」(画像手前右)そして「マドラー系」(画像奥の左右)が入っていること。この2種類のフライは、自分で巻いたとするとちょっと手間です。そこそこのテクも必要。必要なマテリアルの種類も多いです。

この2種類のフライ、どちらも実用性ありますが、2個のうちの一個は「見本」として使わずに持っていても良い感じ。これはある意味で後学のために持つべしかも。

他、エルクヘア・カディスと2種類のニンフはもろに必須のフライと言っても良いでしょう。渓流でも管釣りでも使用頻度が高いフライです。

それから、付いて来るケースですが、フラフィッシングにおいてこの種のケースは現場でも自宅でも何個あっても役立ちますよ。

他、にしきたトレーディングさんでは何種類かのセットを販売しております。ぜひ販売ページに訪れてみてください。

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フライラインDT#2F(にしきたトレーディング)レビュー

JUGEMテーマ:フライフィッシング

にしきたトレーディングさんのDT#2Fラインのレビューです。

今回は商品レビューにあたり、フライラインのテーパーについて私自身が深く考えさせられることになりました。

私の場合、ホームリバーではラインとして#3、ニジマス用に沈める釣りを考えるときは#4のラインを使うのが通常の釣り。

今回は#2という初めての軽いラインのレビューとなります。

OIKAWAロッド1

新パッケージ

にしきたトレーディングさんのラインは今まで「箱なし」で合理的にリーズナブルという路線でしたが、今回のDT#2Fは箱付き(ボビンなし)という状態。

DT2Fラインパッケージ1

パッケージデザインはなかなか好感が持てる雰囲気となっております。裏側にはテーパーデザインなどのスペック、素材の解説などがあり、明らかに商品価値が上がっています。これは安さを売りにするより、実際に商品を手に取ったときに感じる「信ぴょう性」のようなことが格段にアップしているように感じます。

DT2Fラインパッケージ2

テスト条件

ライン:DT#2F(にしきたトレーディング)
ロッド:OIKAWA 6f #1(にしきたトレーディング)
リーダー:フィネッセ5X 8f (TIEMCO)
ティペット:6X 3f
フライ:CDCカディス#14

リールとライン

▲Capsのリール、テリア#3に巻いてこんな感じ。これはグラスグリーンというシックなカラー。古い人ならご存知!「エアセル」と似た雰囲気です。

キャスト感覚とテーパーについて

投げる感じは軽いです。にしきたトレーディングさんのDTラインで#1〜#4に関してはテーパー部が4mあり、これはかなり穏やかです。ですので、少なくともテーパー部のすべて4mをロッドから引き出してキャストしてもスペック上の重さを感じにくくあります。

ですので小渓流での近距離キャストを多用するときには、テーパー部の先の方だけを使うことになり、そのことを念頭に置いてライン(のウエイト)をセレクトすべきでしょう。普通に言えばにしきたトレーディングさんのDTのラインナップ(#1〜#4)では思っているより1段階重いラインを選ばれた方が実使用においては間違いがありません。

ただし、特別に緩めのテーパーのラインを廉価で欲しい、という方にはそのままの番手でウエイトを選ぶこともありでしょう。ちなみに、他に長めのフロントテーパーを持ったラインとしてはサイエンティフィックアングラーズの「スープラフィネス」が挙げられます。こちらのテーパー部は約4.6mとなります。(ただしこれを快適に使うにはロッドから選び直すことが必要かもです)

ウエイトフォワードという選択肢

にしきたトレーディングさんのラインナップとして「ウエイトフォワード」の方では#2〜#4でフロントテーパーが2mとまずまず一般的(ちょい長め)。ですので普通な投げ心地を望まれる場合にはウエイトフォワードの方を選ばれることもありでしょう。

ラインのウエイトを実測してみると

今までににしきたトレーディングさんのラインを合計4種類レビューしてきましたが、中でも今回のDT#2FとDT#3Fは特に軽く感じたため、それがどうしてなのか深く考えることになりました。そこで、もしやと思い簡易な方法ではありますが「ラインの重さを実測する」ということを試みました。

その結果、番手表示はどのラインも規格を完全にクリアです。となると、ラインの「軽さ感」はテーパーデザインによることではないかと結論付けられます。そして、にしきたトレーディングさんの長いテーパー部(すなわち軽い)は、ライン重量規格として「先端30フィートの重さ」に丸め込まれたというところ。それでも言えばまあ、テーパーが他の一般的なラインよりも長くゆるいということは、そこだけ見ても単純にラインの先端部からかなりの長さは「物理的に軽い」とは判断できます。

DT#2Fの使用感(ウエイト感以外で)

これはかなり「しなやか系」のライン。感触としては表面の手触りも含め、3M(サイエンティフィック・アングラーズ)に酷似しているが、今回の商品は#2という細さも手伝ってか3Mよりしなやかかもしれない。

リーダーとの相性

何せ、細くしなやかなラインなので、レギュラーなリーダーだとそれは太く固すぎるのではないかと。はっきり言って普通のリーダーのバットよりもライン先端の方がよほど柔らかいという感じ。普通のリーダーだと、これって何らかのアンバランス感覚あり。とてもではないですがTIEMCOのスタンダードなどはおすすめする気になれません。

そこで考えたのがリーダーにはTIEMCOの「FINESSE」を使うこと。このリーダーはとりあえず細い。このラインにぴったりくるのは私個人の持ち物としては今のところこのリーダーが最善ではなかろうかと。TIEMCOとしては3Mのフィネスラインにはこのリーダーがお勧めな感じで、にしきたさんのこのラインでも同じようなことが言えそう。

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浮きと水離れ

このラインは浮きはかなりよし。それに水離れもよし。これは以前レビューしたにしきたさんのWF6Fよりも良い。何がどう異なってそうなるのかわからないけれど、このラインの方がよほど良し。

さてさて、とりあえずこのラインが税込 1,880 円(送料別)。ウエイトの選択に少しばかり気を使うかもしれませんが、特に長めのテーパー(4m)を低番手で欲しい方にはお試しとしてもおすすめです。サイエンティフィックアングラーズのフィネスライン(テーパー長約4.6m)が気になる方は、まず最初ににしきたトレーディングさんのラインを使って見るべし。

お求めはこちらフライライン [DT-2F] フローティング ダブルテーパー

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フライロッド #1 OIKAWA 6レビュー

JUGEMテーマ:フライフィッシング

にしきたトレーディングさんの商品レビュー。

今回は6フィートの#1という軽いショートロッドです。今回はとりあえず試投編を。実釣はまたの機会に。

OIKAWAロッド2

▲立派なロッドケース付き 何でこの価格が可能かと思えるほど。

フライロッド #1 OIKAWA 6' 全体の雰囲気

このロッドは名前として「OIKAWA」とありますが、なんのなんの、普通にアマゴ、イワナに使える。むしろオイカワのようなサイズの魚ではまだオーバースペックかも。

OIKAWAロッド3

まずは大変仕上がりの良いロッドです。特にグリップは今時の廉価なロッドには珍しいほどにそこそこグレードが高いコルクが使用されています。

river peak のロゴマークなど現代的な雰囲気があります。

ロッドの継ぎ目ドット

▲ジョイント部のドットマークを合わせて継ぐ。ロッドのスペックが記入されているから他のロッドと混ざらない。

3ピースの接続はスリップオーバー。ドットの目印付きでガイドの位置合わせも簡単。これは通常、一部の中級クラス以上のロッドにしかありません。

OIKAWAロッドのガイド

▲この価格ではもしかするとありえないSICと思しきガイドリング

ストリッピングガイドのリングはスペックに記述はないもののSiC(シリコンカーバイト)ではないかと思われます。これも1万円を切る廉価なロッドでは珍しいものでしょう。

リールシートはグリップ部のコルク一体型で一般的なダウンロック。#3以下のラインを乗せる軽量なロッドでは一般的なもの。

素振り感としてはフライロッド一般として最もありげという感触。素直でクセがなく、そこそこに胴も曲がる(フライロッドらしい)レギュラーテーパーという感じ。過去にレビューした7'6"#3よりも「普通感」が強いです。ひと口に言えば「ああ、これは扱いやすいアクションだ」。

フライロッド #1 OIKAWA 6' 実投編

例のごとく大阪淀川河川敷でテスト。本日は少しばかり風が強く、むしろ風に対するテストに良い日かも。

淀川のテスト現場

このロッドに対してレビュー用に届けられたラインはDT#2F。ロッドのスペックとしては#1ですが、ロッドの素振り感としては確かに#2以上な感じ。この辺り、にしきたトレーディングさんの判断が働いていると思われます。(ラインのレビューは次回に)

さて、この軽い#2ラインは私自身として生涯初めてとなります。

OIKAWAロッド1

▲ロッド実投テスト用キットを用意している。(フェルールワックス、フロータントなど)

ライン:DT#2F(にしきたトレーディング)
リーダー:FINESSE 8f 5X (TIEMCO )
ティペット:6X 3f
フライ:#14 CDC カディス

今回は擬似フライに「ヤーン」を使用せず、より実釣に近づけるためにCDCカディス(フックのベンド部以降をカットしてトラブル対策)を結ぶ。(CDCを使ったフライはキャスト中に意外に空気抵抗が少ない)

CDCカディス

▲テスト用フライに#14のCDCカディス。リールはCapsのテリア。これはフルーガーをもっと簡単にしたようなリール。

まずはフォルスキャスト。いやー軽くて軽くて最初は自分が何をしているのかわからないほど。風も強めなことと相まって正直言って「ラインの乗り」がわからない。

「これはかなり繊細に感覚を研ぎ澄まさないといけないなあ」そう言う思いが頭をよぎる。

ただしこれに関してはラインのテーパーなども関係すること。まずはキャスティングそのものに話を絞ろう。

さて、少しフォルスキャストをしながらロッド長の2倍程度のラインを出したあたりからなんとなく投げている感触がわかるようになる。あ、むしろ長めにラインを出しておいた方が「乗り」が分かりやすいのだろう。(これはまさしくラインのテーパーとの相性と思われる)

さてこれでロッド長6フィート、出しているライン12フィート、リーダー8フィートで合計26フィート向こうにはフライを届けられることになる。もう実釣の実用距離は十分にカバーしているわけだ。

ロッドの用途としては、オイカワというよりも源流部のような小さな流れでほとんどピンスポットにフライを置くような釣りに向いているだろうか。ただし、使用ラインの軽さから沈める釣りに使うにはちょっと勇気が必要そう。(しかし実際のところ#3ラインでも使えると思う)

また、ラインと相まってか全体的にかなり繊細なことになる。それなりに距離も出るので開けたところでも使えるだろうが、風の影響を考えると、そこそこにはキャスティング能力が問われそうだ。

さて、このロッドの特徴として全体的に優等生的なレギュラーテーパーではあるが、ブランク中間あたりはラインを「押せる」強さが十分にある。これは細かいロールメンディングを入れるには必要な能力で、流れが強めなところで対岸にある「巻き」を釣るときなどは武器になると思う。

最後に、このロッドの少し特殊な軽く短いスペックから、使用はかなり限定が働くと思われます。仕舞い寸法で65cm程度と、源流部への釣行にも持っていけないサイズでなく、小さな川での応用は効くでしょう。

こんな軽い竿があってもいいな、あの狭い川でなんとか使えるロッドはないかとお考えの方には価格もかなり手頃でまともな使用感の物としてお勧めです。

さてこのロッドが 税込 8,619 円 送料無料こんな価格で良いのだろうかと思うほどまともな商品。個人的には以前の7.6#3よりも好きかもしれません。お求めはフライロッド #1 6フィート カーボンロッドのページへ。

 

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