フライフィッシング備忘録

時々シングル・アンダーハンドキャスティング探検隊 Flyfishing Notebook
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フライラインDT#3インプレ(その1)驚き価格

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フライショップにしきたトレーディングさん扱いのフライライン DT#3のテスト。今回は実釣前のインプレッションとなります。

これも驚くべき価格で提供されています。

■パッケージ
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プラ袋オンリーです。虚飾を廃するとこうなる見本。
世間のフライラインの多くがプラスチックボビンに紙箱という構成で販売されていますが、フライフィッシングを長年経験していると、実のところボビンも紙箱も不要なのは目に見えています。

 
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▲ライン片端にタグ

このフライライン、不要な物は排しておりますが、親切な表示があります。 "THIS END TO REEL"  のタグですね。

「こっちの端をリールに」です。要するに「この巻の外側に位置する端はこっちですよ」と。これがあるおかげでリールへの巻き取りでラインのグシャグシャ率が下がります。

追記)
まあ、DTはともかくWFでは "THIS END TO REEL" 表示は当然と言えば当然ですね。

さてさて、このフライラインも驚愕の価格ですがその前に、もう少し細く仕様と第一印象を確認してみましょう。でないと、なんぼ安くとも買えませんよね。
 
■テーパーと全長の留意点
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▲にしきたトレーディングさんの商品解説より

このラインはDTの#3ですから上図の "Weight" 欄で "2-4" に当てはまります。
両端のテーパー部が4mと、一般的には長めかもしれません。それと全長がやや長め。トータル長さ100フィート(30.5m)は低番手DTラインとしては珍しい方です。

この長さのため、意外に容量の少ないラージアーバーのリールをお使いの方はラインキャパについて注意が必要かもです。一般的なDTラインは25〜28m程度です。

(一般的にクラシックタイプのリールの方がラインキャパに関して融通が利きます)
 
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上の画像はオービスのバテンキル・ラージアーバーIIにこのラインを巻いたところ。このリールは一般的な長さのDT#4ラインを余裕を持って巻けるものですが、今回紹介のDT#3ラインを巻いても丁度になっています。(このラインが長いのです)

ことによってはこのラインならセンターで切って半分づつ使っても構わないですね。

■ライン表面の感覚-しなやかさと滑り
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これはねえ、例えて言えば3M(サイエンティフィック・アングラーズ)と似た感じはあり、どちらかと言えばツルツル系ではない。最も近いのはバレーヒルがグレインブランドで出していた「基本のフライライン」。これを少し細くした感じでしょうか?

うん、うん、どちらかといえばコートランド系ではない。3Mの仲間っぽい。

それから、どうも潤滑剤がにじみ出るタイプな手触り感をしております。ただ、それが初期設定で塗られた潤滑材か、材料からにじみ出る設計なのかはちょっとわかりません。とにかく最初からしっとり感あり。どちらかと言えば「潤滑剤がにじみ出るタイプ」な感じ。

■ロッドに通して振ってみよう(重さ感とターン)
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例によってロッドは前回のインプレしました、まるでTFO(テンプルフォーク・アウトフィッターズ)のような7'6"#3グラファイトロッド。この竿はちょっと強めで僕的には#4でもOKかもとしていた物です。

このフライラインに対してTIEMCOのフィネスリーダー5X8f+リーダー6X5f、合計13fの構成。(毛鈎のダミーとして小さいヤーンを結び)
さて、振った感覚は・・・たぶん、たぶん、ちょっと軽めな部類。これはあくまで「実重さ」でなく振った感覚ですよ。

フォルスキャストの前後ロッド・ストップ・・・そしてループが伸びてまっすぐになった瞬間にドンっと来る感じが多少薄い。その感覚からして軽めと表現しています。(まあ、これはロッドの性質もあり)
まあこれはある意味スムースな感触あり。

ターンに関してはやや穏やか。長めなフロントテーパーによってそうなる可能性あり。
 
■キャスティングとしての実用性結論
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さて、ここまででキャスティングに関しては申し分なく実用です。ある程度の個性はありますが、全体的に癖がない雰囲気。ひと口に言ってスムース系ですね。たぶんしなやかな部類に入ります。

さて、実釣で必要な浮き、水との絡み具合などは今後に控えた実釣リポートを待つのみ。ただまあ、今のところユーザーリポートでこのあたりの不満は見受けられません。
 
■どんな人に勧めたいか?
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ズバリ初心者とベテランにお勧めします。

初心者のとき、フライフィッシングでうまくいかないのが「ラインのさばき」ではないでしょうか。
この釣りでは足元にラインがたくさん垂れたままになることあり、知らぬまにそれを踏みつけていたり、キャストした先で川の石に挟まったりで意外に損傷を受けやすいです。

また、キャストの失敗でリーダーにトラブルが出て度重なる交換を余儀なくされ、そのたびにライン先端部が短くなったりしていませんか?(チップ部がもう無いのかもしれませんよ)

しかしフライラインというのは一般的なDTラインでも数千円するのが普通。これじゃあ多少の傷とか気に入らないことがあっても我慢して使ってしまおうという気分になっても仕方ありません。

そのようなときに、この価格でフライラインが入手できるのは朗報です。

次にベテランに対してもお勧めしたいところ。
 
上手な人は経験上から自分の好みのラインをメンテナンスしながら意外に長く使っているでしょう。しかしながら古いフライラインはどう手入れしても見えないクラックから内部のブレイデッドコア部分に水分が浸潤しているのではないかと思えるフシがあり。当然ながら新品時のしなやかさは失われています。

本当は思い切って新品ラインが欲しいのですが、そこは財布と相談ということに。しかしこのラインはマジ財布にやさしいです。これならスペアのリールを現場に持ち込むにしても、それがライン込みで可能になりますよ。

このラインがベテランにとって実用上問題ないなら、これは利口な選択と思えます。

今回インプレしたDT#3以外にも様々なフライラインが用意されています。バナークリックでショップを覗いてみてくださいね。
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