フライフィッシング備忘録

時々シングル・アンダーハンドキャスティング探検隊 Flyfishing Notebook
<< April 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< フライライン(ボビンなし)をリールに巻く方法 | main | ウェーダーを新調する Pazdesign ZBW-504 >>

天川釣行&カーボン7'6"#3ロッド実釣レビュー

2015年4月23日
フライショップにしきたトレーディングさん販売のカーボンロッド7'6"#3、オリジナルフライライン#3のレビューを兼ねた釣行、実釣編です。
■現場データ
---------------------------------------
場所:奈良県天川本流筋上流部
天候:晴れ
気温:10〜13℃
水温:8℃
風速:0〜3m程度
水位:多少の減水気味
■タックルデータ
---------------------------------------
リール:ダニエルソン (ニンフW)
リーダー:TIEMCO フィネスリーダー 5X8f
ティペット:6.5X 5f
フライ:パラシュート系#14

tenkawa_2015_4_23_5.jpg

■キャスティング感・ロッド&ライン
----------------------------------------
ロッドの重量が軽いため、合わせるリールも軽いダニエルソン(92g)に。このロッドには軽いリールがお勧め。
チップアクションを生かしてコンパクトなスイングでラインが出せる。これはあきらかに楽にキャストができる。軽さとあいまって小柄な女性など非力な方にはお勧め。前後のロッドストップでおつりが少ない感じである。
ただ、バットが硬いためにロッド全体を曲げ込むキャストは難しいかも。もしこのロッドのパワーをフルに使いたいときには#4ラインをお勧め。
近距離5〜6m(5ヤード)ほどのピンポイントにフライを落とすのは非常にアキュラシーが効く。川幅が狭く流れが急な所(狭いポイント)では重宝する感じだ。ただし、パワーを生かして遠投するときには前述の通りもう一段太いラインが良いだろう。巨大なプールを目の前にしたときなど、#4ラインがあったらいいなと思えた。
また、リーダーは今回たまたまTIEMCOのフィネス+5フィートのティペットを使ったが、たぶん一般的なリーダー+3フィート程度の標準的なセッティングが良いだろう。なぜならチップアクションによってナローなループが作りやすいために長いティペットはなにかとトラブルの元になりやすいからだ。同様な理由でロングリーダー&ティペットには不向き。(狭い急流ではそもそも極度なロングリーダー&ティペットは不向きだが)
さて、ラインに話題を振ると、これはもう素直としか言いようがないターン。浮きと水切れは一般的。どちらかと言えばしなやか系。チップアクションのロッドとの組み合わせによりメンディングも大変やりやすい。
■合わせ〜ランディング
------------------------------------------
これを書こうとすると、なんとしても魚を掛けなければならないわけで、それは正直ハラハラしました。が、なんとか。
tenkawa_2015_4_23_2.jpg
▲コカゲロウ系の多量なハッチのプール。ただし写真には捕らえきれず。
バットが強いので合わせが入れやすい。最近はずっと、かなり軟調なグラスロッドを使う機会が多かったせいか、カーボンのチップアクションのロッドだと胴の部分のダルさがないため、合わせが大変楽に感じる。ロッドのグリップからチップまでのダイレクト感が強い。
さて、現場時間AM7:00。まだまだ早い時間だと思ったがなんの、すごいハッチ。コカゲロウ系がおびただしく出ている。結んだ毛鉤は#14でパラシュート・ダン。底石の入ったヒラキに投入すると早速反応あり。これは行けそうと思ったら出た。
tenkawa_2015_4_23_7.jpg
▲本日魚が出やすい底石ありのヒラキ
最初は20cm程度(天川のレギュラーサイズ)のアマゴ。合わせが簡単に入り、このロッドの強いバットで魚を寄せるのは簡単だ。この川では段差が多く、プール以外では下に走られると段差の流れに揉まれてランディングが困難になる。が、楽にランディング。魚を寄せるのが簡単なロッドである。
tenkawa_2015_4_23_8.jpg
▲まずまずのレギュラーサイズが出てひと安心
さて、立ち位置を変えずに最初のヒットから1m程度上流側に毛鉤を打つ。と、一投目でまたヒット。サイズアップしたアマゴである。激しいローリングをしたが、このロッドの強さでランディングは楽。
tenkawa_2015_4_23_6.jpg
▲1m上への一投目でさらに
その後、ふとその場から下流、段差の下にヒラキ。同じ立ち位置からダウンクロスで投げるとこれも一投目にヒット。
そして出てきたのはなんと、ニジマス。これは毎年10月から始まるニジマス管理釣り場のために放流された、たぶん昨年の生き残りである。しかしここはニジマス放流の最上流部よりかなり上のポイントである。とすると放流ニジマスはそこそこに溯上するようだ。ちなみに、天川では時折、ネイティブ化した恐ろしい引きのニジマスが掛かることあり。激流の白泡下に潜んでいる。
tenkawa_2015_4_23.jpg
▲放流ポイントから遡上したと思われるニジマス。ランディング後はおとなしくデロンとしている。
ニジマスはサイズが小さくてもよく引くが、しかしこのロッドなら怖いものなしといった感じだ。
さて、テスト開始から30分もしないうちに3本の魚が出てきた。
■ロッド&ラインの総合評価
-------------------------------------------------
小渓流の狭いポイント打ちに向いている。管釣りでキャスティング練習の後、渓流デビューにそのまま使えて重宝。初心者なら#4ラインがお勧め。一般的にはもっと胴が入るロッドが好まれるかもしれないが、実は初心者にはこれが意外に扱いにくい部分でもり、このロッドならアキュラシーも含めてとっつきやすいと思われる。
僕ならこのロッドを何に使うか?
かつて行ったアリゾナ州セドナのオーククリークへ行くなら必ずこのロッドを持つだろう。あそこも放流ニジマスでときおり50アップ混じり。川の規模からして7'6"は丁度良い。4ピースであることも海外遠征用としてポイントが高い。
ラインはいたって癖がない。普通に使えると思う。コスパが良すぎる。よほど凝った仕様のラインが必要でない限り、普通の釣りにはこのラインで全く十分。ただし、今回レビューの#3は比較的軽めと思われることを追記しておこう。それから全長が長めなのでそのままでは使うリールを選ぶこと。私なら半分に切って使うだろう。
フライショップにしきたトレーディングさんにて驚異的な価格、その他の商品をお確かめください。
origin.jpg
■さてさて、後はレビューを離れた釣りのこと
-----------------------------------------------------------------
この季節の天川は、これまでに成魚放流された魚が釣りきられた時期で、実のところけっこう難しいことがある。
いったいどうしたものかと考えあぐねながら上流へ向かうと、まだ入ったことのないポイントが多数。そこは入渓点が見つけられずに自分にとっては手付かずになっているところ。
しかし本日はなんとなくだが、意を決して新しく入渓点を探すことにした。かなり険しいところではあるが、ようやくルートを発見。しかし川に降りてみるとそこは結局今までに知っているこの川の渓相となんら変わりない。魚がもろいそうで実は何もいないという雰囲気そのままである。
tenkawa_2015_4_23_3.jpg
しかし毛鉤を投入すると、ここといったポイントから教科書通りに魚が出た。そして出る魚はどれも見事なヒレで22〜23cmと体高があって天川としては立派な部類。これは稚魚放流か、もしくはそれが自然繁殖した魚と思しきものだ。本日の釣りではニジマス以外に成魚放流モノは一切掛からずと思われる。
そして驚いたことに、プールでスクールする10尾ほどのアマゴまで。この川で初めてみる光景である。(ただしスクールするアマゴは毛鉤に反応なし)
昼の12時までに5尾を追加し、ロッドのレビューで釣れたニジマスを含めると合計8尾となり納竿。トータルして使った毛鉤はたったの7本。後の5尾はどれもピーコックパラシュートの#14と#16である。
tenkawa_2015_4_23_4.jpg
▲後半の自由な釣りではロッドにブッシュマスター6'10" (グラス)
超久しぶりに満足のいく釣りとなった。もっとやれば釣れたかもしれないが、他の人と自分のためにも、釣れる魚を残しておこう。昼飯どき真昼間の天川を後にした。
本日の残念なところ・・・イワナ君、どうした。
釣行記 | permalink | comments(0) | -

スポンサーサイト

- | permalink | - | -

この記事に対するコメント

コメントする









logo-220-270.jpg