フライフィッシング備忘録

時々シングル・アンダーハンドキャスティング探検隊 Flyfishing Notebook
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爆安フライラインWF6Fのインプレション


にしきたトレーディングさんの爆安ラインWF6Fのインプレションです。


このラインはなんと1,880円(税込み)での提供。

既存のラインと比べてなんという価格だと思えますが、今や時代は「安かろう悪かろう」では通用しません。「安くても良いものは良い」です。

WF6Fとして、今回はモス・グリーン(moss-green)のライン。いつもながら箱なし合理的包装です。

ラインのパッケージ

ラインのプロファイル

ラインのプロファイル

上の図でWeight欄5-9を参照すると、ヘッド部全長が12mとなります。これは長い方でしょう。

まず「フロントテーパー2m」これは多少長めかもです。ただこれは他メーカーのラインとの比較ですが、だいたい長めと見て良いでしょう。一般的には1.5m程度が多いように思えます。

ということは・・・このラインの場合、穏やかなターンが予測されます。

次に「ベリー部が6m」と「リアテーパー4m」これも長め。実際のキャストではヘッド部を意識することなく普通にDTラインを使っている感覚で使用することになるでしょう。

なお、ライン全長で100フィートは、これもちょっと長めでしょう。使いたいリールによってはランニング部を少し切り落としても構わないと思えます。

ウエイトそのもの

ラインをリールに巻き取りながら見ていますと、ヘッドのベリー部がどうも細めな感じがします。他に知っているWF6クラスならベリー部がもっと太いです。「これはもしや軽めなラインかも」と思っていますと、実際にその予感は的中します。(ただし、重さの実測はできませんので、とにかく感覚としては軽いということで)

キャスティングの実際

LOOPのロッド

使用ロッドはLOOPの Adventure 9フィート#5。それに8フィートの#4-5、どちらも普通にカーボンロッド。

リーダーにはキャスティング練習用に使っている3X9fにティペット2f、先端に擬似フライとしてヤーンを結ぶ。

「これは軽い」と感じたラインですが、実際のキャスティングでも確かに軽い。

ラインの表示ではWF6とありますが、実際の感じではWF5クラスかそれ以下です。

以前、にしきたトレーディングさんのDT3を試しましたが、そのときにも感じた軽さと同様。

もしかしたら、思っているよりも一段階重いラインを注文するのが吉かもです。

キャスティングに使ったLOOPの9フィート#5ロッドはそこそこに固めで、にしきたさんのWF6Fだとちょっと「荷が軽い」ようです。キャストできなくなはいにせよ、ロッドでラインを担ぐ感じが少し弱め。

他のロッド、#4-5の8フィートのロッドではちょうど良い感じ。海外ブランドの硬めなロッドだと#4でも意識なく使えると思えます。

ですので、端的に言ってこのWF6FラインはWF5Fのつもりで使える感じです。

ターン

フロントテーパーが緩いので、予測通り穏やかなターンです。傾向としては軽いドライフライを繊細にプレゼンテーションするのに向いていそうです。またそもそもがどちらかといえばしなやか系、3M(サイエンティフィック・アングラーズ)に酷似した感じたあります。

これらの点から考えて、重いニンフを投げるにはこのシリーズのラインであれば指定番手をもっと上げることが吉。(ロッドはそのまま)

水離れ

水離れは良い方とは感じませんでした。新品の状態でライン表面には潤滑剤が乗っているようです。これが内部から染み出すタイプなのか、そうでないかはスペック上では不明です。

浮き

「水離れは良いとは感じない」と前述しましたが、実はその理由として「浮きの弱さ」がある可能性。

浮きが弱い分、ピックアップ時に抵抗感があり、それが「水離れの悪さ感」を出してるのではないかとも考えられます。

ただし浮きが弱いと言ってもフローティングラインとしての実用性は十分あるでしょう。気にはならないレベルと思います。ただ、水離れの悪さについて、それがもしかしたら「浮き方」に関連がありやもという観点なわけです。

ギンクを施して試す

水離れと浮きの観点から、これを改善するために「ガーキ」のフライ&ラインに使えるフロータントである「ギンク」をラインに施してみました。少なくとも撥水性はこれでアップするはずです。

しかしながらギンクの浮き効果は得られず、結論として水離れや浮きはライン本体が持っている比重と関係あるように思われます。実際のところ、ギンクを施す前から、このラインには何らかの潤滑剤のような物が塗布されており、ギンクが改めて効果を出すこともないようです。

LOOPのロッドとにしきたさんリール

▲にしきたトレーディングさんのリールCLA3/5にノーバッキングで巻いてこの感じ

総評と結論

留意点としてまずは「表示よりも軽い」可能性があり。
ターンは穏やか。
水離れと浮きは人によっては弱めと感じるかも。

しかし、なにせ価格が1,880円(税込)

多少気に成るポイントがあるにせよ、損益分岐としては益が十分に上回ると思えてなりません。

現在お使いのラインで、そんなにこだわりがなかったり、どれを使おうか迷っているのであれば、このラインはかなりオススメと言えます。

ただし、思っているよりも一段重めのラインを選ぶのが吉と出そうですよ。

それから、カラーが結構豊富です。他の仕様のラインと混用するには目印として有利でしょう。

最後に、今回試したラインのカラーであるモス・グリーンはさすがにあまり視認性は良くないです。朝夕の暗い時間帯は使いにくいでしょう。

逆に、ニュージーランドでの釣りで、釣りのガイドに「ラインに緑のマジックを塗れ」と言われてしまうカモフラージュは最初からクリアできるわけです。


 




 

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