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JUGEMテーマ:フライフィッシング
(上画像はにしきたトレーディングさんからお借りしました)
前から気になっていたリールが手に入りました。現代的でなかなかカッコ良いと思います。
本家ページにはマシンカットの表記がありますが、実際には鍛造&切削といった造形。いずれにせよ実用上は問題にはならんでしょう。
端正にてシンプル。ライン容量 #2/3、#3/4、#5/6 のラインナップで渓流域シングルハンド用という大きさ。本体カラーは同じデザインでシルバーに青アクセント、ブラックに赤アクセントの物が選べます。
センターにある青いダイヤルはクリック強度調整で12段階のノッチ式。この強度調整は逆転側のみに働き、正転側は一定強度のクリック。これはなかなかよくできています。
なお、スプールのハンドルと反対側にはウエイトバランサー付きで回転にブレなし。クラシックタイプのリールではこのバランサーがない物が多いのですが、これはあった方が確実に使い心地が良いです。特に巻き取る時よりもラインをギーっと出す時ですね。
(まともなスタジオで撮影していないのでカラーがまちまち、すみません)
上画像の物は#3/4で#3のDTライン80f(24.4m)をバッキングラインなしで巻いた状態。これがキャパとしての実感です。重さ96gはラージアーバーとしては十分に軽い方。8f前後のカーボンロッドには非常に良くバランスするでしょう。
それでは早速構造を見ていきます。
スプールのリリースは下画像中の赤矢印が示すレバーを矢印方向に押し、スプール本体を上に引くとすっこ抜けます。
画像右のスプール側にあるギザギザが実質的にクリックを発生させます。(これはセージのクリックリールの構造に酷似)
さて、本体側に残ったセンターの青いキャップ。これはギザが入っていて回せそう。その通り、回りました。そしてそのキャップと取っ払うと以下の通り。
これがどうやらクリック強度調整の心臓部への入り口。青いキャップを外すとさらに黒いプラスチック製のカバーが。
これはグリスまみれなのでピンセットで「窓部」をつまんで外してみます。
おお、出てきましたね。クリックを作る「黒い爪」が露出しました。クリック強度調整つまみを回すと黄色矢印の方向に「黒い爪」がせり出したり引っ込んだりします。最もせり出した状態がクリック強度最強のセッティングとなるわけです。爪は二股に分かれており、長い方がスプールのキザギザに当たります。(もろセージのリールにあるやつです)
画像中、赤い矢印で示す「ニョッ」と曲がった片方の爪ですが、これが逆転時には相手にある細い方の曲がりを制限し、クリック強度を増す働きをしている様子。
さて、この画像をご覧になってピンとくる方もいらっしゃることでしょう。元のセッティングでは右手巻き用ですが、これを左手巻きに変えるには、そうです、この黒い爪を裏返してセットすればOK。あとは黒プラスチックのカバーと青キャップを戻して完了となります。
なお、このリールのフット部はセンター位置でなく少しオフセットされています。これは重量バランスのためですね。この位置にあると本体がロッドのリールシートの下に垂直に収まります。
さてさて、以上の通り構造解析を行いましたが、デザインとしても非常にモダンな雰囲気があります。私はこの手の物が基本的に好きでして、他にダニエルソンとかループのOPTIなどお気に入りではありますね。
しかしこのリールが一万円ちょっと!(送料無料)で買えてしまうのがミソ(サイズによって価格は多少異なります)。同じような構造、デザインでブランドがブランドなら3万円〜といった市場価格でしょう。
さてこのリールの大きく美しい画像とお求めは以下のリンクよりどうぞ。
他のサイズも販売ページに揃っていますので探してみてください。
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