フライフィッシング備忘録

時々シングル・アンダーハンドキャスティング探検隊 Flyfishing Notebook
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ギガドライのレビュー(フライ・フロータント)

JUGEMテーマ:フライフィッシング

にしきたトレーディングさんでは新しくKEYST(キースト)さんの主力製品を扱い始めました。

今回紹介するのは中でも目玉と言えるフライ&ラインドレッシングの「ギガドライ」と、その専用と言える「コーティングパッド」。

キーストギガドライ1

キーストコーティングパッド1

それぞれの商品ラベルに使い方がそのまあ印刷されており、非常にわかりやすい!

フライ用のフロータントというもの

この種のフロータント(フライの浮力剤、フライ・ドレッシングとも言う)はドライフライの釣りに欠かせない完全必須アイテムと言えます。

これら浮力剤は粉状のもの、そしてこのギガドライのような液状またはペーストタイプに大きく分かれます。

ギガドライは一応は液状タイプですが粘度が高く、フライに対して「部分着け」が可能。そしてリーダー&ティペット、ラインドレッシングにもそのまま兼用できるのが大きな特徴。

これ、実釣では持ち物が減らせます。

ギガドライの所見

液状フロータントとしては珍しくハケ付きキャップ。

液体の感じとしてはTIEMCOのフライライン・ドレッシングに似た感じで、ある程度の粘度あり「もしかして同じような物か」と思えますが、いやこれが違う!

指にとってスリスリしてみますと・・・

TIEMCOのフライライン・ドレッシングの方はもろにシリコン潤滑系な感じですが、ギガドライは流動パラフィンの一種という感じ(いえ、確証はありません。そして何やら微妙な表現ですが)。

それから、ボトルには丈夫なフィルム状の「輪っか」が付いています。(画像矢印)

ギガドライ説明1

この「輪っか」にはピンオンリールやカールコードなどを接続してベストに装着できそうですが、まんまじゃダメです。この輪っかフィルムはこの状態だとセロテープでボトルに止まっているだけ。(間違ってまんま使って濡れるとテープが外れるでしょう)

正しくは、テープ留めのこれをはがし、キャップを外して大きな輪をボトルの首に入れて以下の画像の通りに。

ただし、後述するコーティングパッドに本品を染み込ませて使う場合、このボトルをわざわざ現場に持ち出す必要はない模様。

ギガドライ説明2

なお、特筆すべきことにギガドライは環境に無害とのこと。自然を愛する釣り人としてはありがたい設計です。

ギガドライの使い方

コーティングパッドを使う

オススメは同じくKEYSTさんから出ている「コーティングパッド」を使うことでしょう。

ギガドライをパッド面に染み込ませておき、必要に応じてフライの部分付けやラインに塗布します。

これ、同じようなパッド系商品がいくつか出ていますが、ことギガドライに使う場合にはこの商品が良さげ。

と言うのは、他の商品の設計では本体部分が「革」でできている物が多く、パッド面は普通にフェルトですよね。これだとギガドライが革の方にまで浸透してしまい、その分は「ムダ」なのではと。

ところがこちらの「コーティングパッド」はポリエチレンのような雰囲気。これだとギガドライが持ち手本体側にムダに染み込みません。(一見はちゃちっぽくも見えますが、目的としては正しい素材の選択と言えそう)

それにパッド部分はギガドライにちょうど良い感じの気泡であり、フェルトよりも多くの浸潤容量を稼げそうに思われます。

これひとつあれば、フライそのもののドレッシングとライン系浮力メンテナンスの両方に使えるのは合理的です。

コーティングパッド1

コーティングパッドには取り付け金具としていわゆる「カニカン」というワンタッチ留め金付き。ピンオンリールなどにそのまま装着できます。

コーティングパッドの持ち方

なお、コーティングパッドは現場に着くまで、染み込んでいるギガドライが他へ付着するのを防ぐ目的でジップロック付きのポリ袋などに入れておくのも方法。上の画像では、ポリ袋の底部に穴を開け、そこに取り付け金具部を出して全部を取り出すことなく現場ですぐに使える状態に工夫してみました。

ギガドライのハケ&指塗り

ちなみに、コーティングパッドを使う以外に、ハケで指先に適量を取り、シリコン系フロータントのように必要部分に擦り込むこともできます。(現場使用でハケ使用はボトルの開け閉めでちょっと手間ではありますが)

またはハケで適量をフライに部分づけしてから指で擦り込むこともできます。この場合、着けすぎないようにハケをボトルの縁でよくしごいて適量にするのがヒケツ。

どんな塗り方にせよ、フライフックの「沈むべき部分」には着けないように注意です。めちゃくちゃ浮きますから、フックのラウンド部分にギガドライを付着させるとパラシュートなど横倒しになりやすいです。

ギガドライのCDCへの使用は

ギガドライは粘度(粘着な感じ)が高く、CDCに使うとフリューが固まってしょぼんとなりそうに思えましたが、実際にはそうはなりません。これ不思議なほど。

もちろんハケの先でどっぷり着けてはダメですが、着けすぎたと思ったら余分をティッシュやドライパットのような物で吸い取ればすぐに元に戻せます。

また、ドライシェクやドライシェイクスプレー(TIEMCO)をCDCに使ったあと、水気を取るためにティッシュなどで強く押し付けると、粘着成分でどうしてもCDCのフリューが固まる傾向にありますが、このギガドライはそれが起こりません。これは一押ししたいところです。

なお、他の方の記事として、ギガドライは粘度が高くCDCには使えないというものが確かにあります。私の検証としては適量を使うことでCDCにも十分使いやすいと思えます。

ギガドライ vs ドライシェイク

さてさて、ここでもう超定番品と言えるフロータントのドライシェク(TIEMCO)とギガドライ、浮力とその耐久性の勝負。

実釣テストまでに自宅洗面に水を貯めて実験。

#14パラシュートを使い、水に無理やり沈めてジャブジャブ激しく洗ってみたり、ティペットを持って水面に叩きつけたりの実験です。

浮力テストのフライ

ギガドライのテスト

その結果、ギガドライとドライシェイクは浮き方、耐久性としてどうやらほぼ互角。

それから今回の実験で気づいたことに、ドライシェイクは使いたてのときは例の白い粉がフライにに多量につきますが、見た目にそれがすべてなくなって以降も浮力が維持されていること。(ドライシェイク、侮れない)

さて、今までの定番フロータントとギガドライが浮力と耐久性について互角とすれば、改めてギガドライを使うこともなしか、と思われるかもしれませんが、アドバンテージは別に・・・

だってギガドライはフライそのもの以外にティペット、リーダー、ラインのフロータント(ドレッシング)としてまんま使えるのです。

これからフライフィッシングを始めるために道具を揃えようと思われる方は、ギガドライとそのコーティングパッドがあれば、ライン用のフロータントを別に用意する必要はありません。合理的です。

販売元のKEYSTさんからの情報

ギガドライを1本消費するのに約2年以上 長持ちします。(年間で約30日程度釣行の場合)
コーティングパッドギガドライをタップリ染み込ませれば、揮発しないので4回〜5回の釣行でも長持ちするのでギガドライの携帯は不要です。

ギガドライ 価格 税込1,404円
コーティングパッド 価格 税込1,080円

このセットでフライからラインまでフロータントの処理はOK。他に買う必要はありません。マニアの方はもちろん、他のフロータントも用途別にどうぞと・・・

 

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