フライフィッシング備忘録

時々シングル・アンダーハンドキャスティング探検隊 Flyfishing Notebook
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新フライライン(WF) FREESTYLE MULTI レヴュー(river peak)

JUGEMテーマ:フライフィッシング

ラインボックス

river peak(リバーピーク) フリースタイル WF-2/3〜7/8-F【ゆうパケットOK】

プロファイル

river peak の新しいフライライン FREESTYLE MULTI WEIGHT FORWARD の紹介。

このフライラインはなかなか使い勝手が良く、汎用性が高いプロファイルになっています。

ウエイトフォワードの表記がありますが、一般的なウエイトフォワードと言うより、仕様表にある通りにヘッド長が短く、いわゆるシューティングヘッド(ランニングライン付き)という感じ。

今回のテストでは#2/3(6.4g)をLOOPのロッド、OPTI CREEK 8'2"-3 #2で試す。

OPTI CREEK

このロッド、従来の番手表記としては#2となっているが、同時に4-6gの表示。一般的シングルハンドの8fクラスで#3と同等な感触の物。今回の新製品ライン#2/3をテストするには好都合な規格。

ところでこの新しいラインは番手表示が独特だが、この意味は後述。

テストデータ

  • ロッド LOOP OPTI CREEK 8'2"-3 #2
  • リーダー TIEMCO OH&D 2X 11 ft
  • ティペット 5X 5ft
  • ラインドレッシング キースト ギガドライ
  • フライのダミーとしてエッグヤーン

ちなみに、リーダーが2Xとやたら太いように思えるだろうが、LOOP社のタックルセット(&キャスティング)のコンセプトに近づけるためにそうしている。

テスト用タックル

 

■ FREESTYLE MULTI の特色

全体としては非常に融通が利いて多くのタイプのキャストに対応できること。

リヤテーパー部の色分けでピックアップ位置がわかりやすい。

ランニングラインは細くとも強く(20lb 0.8mm)、そして長い(トータル100ft)。
ラージアーバーのリール使用で小渓流ならバッキングラインは実質不要。

そしてとにかく低価格。税込 3,759円

以下に細かい部分を見ていく。

●長めなリアテーパー 5ft(1.5m)

リアテーパー部はライトグリーンかライトピンクに色分けされている。(これが良い!)

なので、ヘッドのどれくらいをロッドの先端から出しているかの目安になり、ロッドに乗せるウエイトをコントロールできる。

だから#2/3とか#3/4という番手表示になるわけだ。(一般的なウエイト表示のルールとは異なるが、合理性ありと思われる。)

リヤテーパー

(↑#2/3ラインの例)

Dループを使うキャスティングにおいて、これは非常に柔軟性が高く、応用範囲が広い。(もちろん普通にオーバーヘッドキャストも問題なし)

立ち込んでいる水深の程度、近距離のピンポイントか、とにかく遠投か、重いフライ、軽いフライ、そんなキャストコントロールがつけやすいだろう。

リヤテーパーがないラインでDループを使うキャスティングでは、この辺りの融通に欠けている。この点ではFREESTYLE MULTI は非常によく考えられている。

●短めなヘッド長

#2/3で 24ft 7in (7.5m)

これ、非常に短いように見えるが、8ft程度のロッドでDループを作るには十分。

これでラインをリリースせずに投げたとしても、ロッド8f(2.4m)+ヘッド24ft 7in(7.5m)+リーダー10f(3m)ならば、フライは13m以上向こうに飛ばせる。

これ、中規模の渓流や箱池管釣りなら余裕の実用距離だろう。

この種の、短いヘッド長のシューティングラインのキャストでは、Dループのアンカーとしてリーダー部だけを使うのもコツ。

なお、一般的なウエイトフォワードのラインではヘッド長が30ft(9.1m)など、むしろ小〜中規模以下の渓流では、低番手ラインでこれを全部出す釣りはあまりないだろう。(個人的には低番手ではそもそもが WFである意味を見出せない)

●長いランニング部

これが十分に長い。トータル100ftもあるラインなので、小〜中渓流ではもうバッキングラインは実質不要だろう。

ちなみに、下の画像はORVIS Battenkill II (#3-4)にバッキングラインなしでこのラインを巻いた状態。ちょうど良い感じ。

このラインは低番手ラージアーバーのリールならバッキングなしが標準となりげ。

ORVIS Battenkill II (#3-4)

■キャスト感覚

データ的にはフロントテーパーが少し長めだが、ターン性はかなり良し。フロントテーパーが長めなことは気にならず。

ラインそれ自体の感触はサイエンティフィック・アングラーズに大変良く似たしなやか系と言える。

オーバーヘッド、Dループを使ったキャスト、どちらも大変に良好。

今回のテストではラインドレッシングにキーストのギガドライを使っているが、浮きと水離れは一般的。必要十分。

■一般渓流域でシューティングヘッドを使うこと

以下は今回テストした#2/3といった軽いラインでの考察。(#4/5〜を常用する方にとってはあり得るプロファイルのラインだろう)

このような短いヘッドを持った低番手ラインは中小渓流で使えるように思えない人が多いのではなかろうか?

しかしそんなことはない。

まずは普通にオーバーヘッドキャストができる。もしも距離を出したいなら、同じ投げ方でDTや一般的なWFよりも簡単に遠投可能。

むしろ、バックに木やブッシュ、なんらかの障害物があるとき、Dループで投げるのに都合が良いのがこの種のヘッドを持ったラインである。

DTのラインでロールキャストするよりもよほど楽に飛ばせるのだ。

だから、本当は小渓流でも大変応用が効くラインと言える。

もちろん、そのまま箱池タイプの管釣りでも使える。

Dループで投げると、フォルスキャストを全くしないために手返しが大変良く、数釣りにも向く。もちろんフォルスキャストでのメジャーリングはできないが、Dループで投げた後にリーダー&ラインを着水させず、そのまま再びDループを作ってキャストといったメジャーリングは可能。

私の場合、奈良県天川での釣り(ことにニジマスの管釣りシーズン)にこの種のラインを使うことが多かった。広いプール、普通規模の瀬、後ろに木があるシチュエーションでも怖いもの知らずでキャストしていた。

ただ、もちろん源流のような狭い場所ではアドバンテージはない。

源流のように、足元で極度に水が少ない状態ではDループを作る水面がなく、リーダーキャストでは重めなヘッドが邪魔になる場合が多いだろう。

さて、最後になりますが、何と言ってもこのライン、コスパが良すぎ。

この種のライン、他ではほぼ10,000円程度の価格設定が多いが、これは税込 3,759円。そして送料が安いゆうパケットの選択可能。

この種のテーパーを持ったラインの釣りを試したい方、一般的にはあまりにも高額な価格設定で二の足を踏んでいた方は是非ともお試しあれ!

なお、現時点では#2/3〜#4/5までのウエイトで提供です。

REESTYLE MULTI WEIGHT WORWARD

無駄を省いてボビンなしで提供。実際にリールに巻きとる時は、下の画像のように余ったボビンに装着すればリールへの巻き取りも楽々。上のラインカラーは「アクア」。

REESTYLE MULTI WEIGHT WORWARD

ちなみに、親切にもラインの両端にはループがある。不要な方はそのままカットして使えるだろう。私自身はそうしている。

ラインカラー

カラーは二色から選択できる。お求めはにしきたトレーディングページから。

origin.jpg

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この記事に対するコメント

ぶっちゃけ、実はLOOPが提唱するアンダーハンドキャスティングには非常に向いているライン。

現在TIEMCOではLOOPのラインの扱いがなくなったようだが、この「FREESTYE MULTI」ラインでそのまま使える。価格はLOOPのラインの半額以下である。アンダーハンドキャスティングに興味ある方は是非ともお試しあれ。
管理人 | 2018/07/20 9:34 PM
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